若紫 あらすじ。 あらすじ

源氏物語のあらすじを簡単に!登場人物の詳しい紹介や結末ネタバレあり

若紫 あらすじ

伝筆『源氏物語画帖』若紫 スズメが飛んでゆくほうを眺める紫の上、尼君、侍女らがいる僧都の家を外から垣間見る光源氏 瘧(おこり、)を病んで(かじ)のために北山を訪れた源氏は、通りかかった家で密かに恋焦がれる(23歳)の面影を持つ少女(後の。 13歳ほど)を垣間見た。 少女の大伯父の僧都によると彼女は藤壺の兄の娘で、父の正妻による圧力を気に病んだ母が早くに亡くなった後、祖母の(40歳ほど)の元で育てられ10余年たったという。 源氏は少女の後見を申し出たが、結婚相手とするにはあまりに少女が幼いため、尼君は本気にしなかった。 4月、病で藤壺(23歳)が里下がりし、源氏は藤壺の侍女の手引きで再会を果たした。 その後藤壺は源氏の文も拒み続けたが、既に藤壺は源氏の子を妊娠していた。 一方、北山の尼君はその後少女と共に都に戻っていた。 晩秋源氏は見舞いに訪れるが、尼君はそれから間もなく亡くなってしまう。 身寄りのなくなった少女を、源氏は父兵部卿宮に先んじて自らの邸二条院に連れ帰り、恋しい藤壺の身代わりに理想的な女性に育てようと考えるのだった。 文化 [ ] と光源氏の関係から、「幼い少女を自分好みの女性に育てること」が、同書が題材となっている漫画等のエンタメでは半ば慣用句化されている。 写本 [ ] (元年)10月、「定家本」のうち「若紫」1帖が旧大名家の子孫宅で発見されたと発表した。 脚注 [ ]• 2019年10月8日. 2019年11月19日時点のよりアーカイブ。 2019年11月19日閲覧。 外部リンク [ ]• による定家本の・・• - (訳).

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3分で読む源氏物語・あらすじ/若紫~光源氏がヒロイン紫の上と初めて出会うシーン

若紫 あらすじ

そのために外にでていたのではないでしょうか。 どうして若紫の家を見つけたのかというのは、物語にありがちな偶然です。 源氏物語の中には、他にも、そんな偶然は都合が良すぎるのでは、というものが何度も出てきます。 後になって名前を簡単に変えられる時代です(若紫もずっと後で「紫の上」に変更)ので、本名とは言えないでしょう。 光源氏のことをマザコンという人もいます。 しかし本気で愛したのは、どの女性でもないのではないでしょうか。 葵の上が亡くなった後、光源氏も衰えを見せるようになったので、長い目で見れば一番愛したのは葵の上のようには思いますが、さんざん他の女と遊びまくっていることから、女性に対する飢え、おそらくは母親が早くに死んで愛された記憶がないことから、女性を本気で愛せないイケメン、という感じです。 わらわやみ(マラリアともいうが異説もあり)にかかった源氏は、治療(祈祷)のため評判のいい「北山の聖」のもとに行きます。 祈祷のあいま、退屈をまぎらすために散歩に出たところ、「なにがしの僧都」(高位の僧)の僧坊に行き当たります。 そこにはなぜか女性たちもいる様子。 好奇心にかられた源氏がのぞいて見ると、初恋の女性藤壺宮にそっくりの少女が。 思いがけない発見に報われない恋を思って源氏は涙をながします。 そのあと、源氏は僧都から、少女が藤壺宮の姪にあたることを知って、どうしても彼女を引き取って自分のもとで養育したいと考えます。 「藤壺宮」の藤の花が紫であることと、古歌の「紫の ひともとゆえに 武蔵野の 草はみながら あはれとぞ見る」(愛する人の血縁はみんな愛しく思える)から、この巻の名を「若紫」と名付けられました。 しかし物語原文の中で彼女は一度も「若紫」とは呼ばれていません。 一般に通りがいいので便宜的にそう呼ばれているだけです。 彼はここで偶然に生涯の伴侶を見つけた、それが重要であって、源氏の死まで若紫(紫上)はヒロインです。 もっと詳しくは「源氏物語 あらすじ」でぐぐってください。

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3分で読む源氏物語・あらすじ/花散里~窮地に立つ光源氏を癒す花散里

若紫 あらすじ

第一部 [ ] 生立ちと遍歴 [ ] 桐壺 [ ] (源氏1-12歳) 帝()はそれほど身分が高くないを寵愛し皇子を儲けるが、更衣はやがて病死してしまう。 これを深く嘆く帝を慰めるために亡き更衣に生き写しのが入内し、新たな寵愛を得る。 一方で皇子は帝の元で育てられ、亡き母・桐壺更衣に似るという藤壺をことに慕うようになる。 帝は元服した皇子を臣籍降下させて源姓を与える。 彼はその光り輝くような美貌からと呼ばれるようになり、家娘の婿に迎えられる。 空白部分 [ ] (源氏13-17歳) 源氏は父の寵愛する・藤壺と情を通じ、とも契る。 また従姉妹・に文をおくる。 この期間を描いた「 」という巻があったとする説もある。 帚木 [ ] (源氏17歳夏) 五月雨のある夜、宮中に宿直する源氏のもとに若い公達が集って「雨夜の品定め」を行う。 翌日、物忌みに出向いた邸で、源氏は伊予介の妻・と関係を持つ。 源氏は手なずけた彼女の弟を通じてその後も度々逢瀬を求めるが、空蝉はこれを頑なに拒み続ける。 空蝉 [ ] (源氏17歳夏) 夏の夕暮、源氏は空蝉と義理の娘・が碁を打つのを垣間見て、いよいよ慕情を掻き立てられる。 夜に入って源氏が寝間に忍びこむと、空蝉はそれと察して衣だけを脱ぎ捨てて逃げてしまう。 蝉の抜殻のごとき着物を抱いて源氏は帰途につく。 夕顔 [ ] (源氏17歳夏から冬) 源氏は身分を隠したまま五条辺りに住うと関係を持つ。 夕顔は親友・の元恋人で、行方知れずになっていた人であった。 源氏は可憐で素直な夕顔を深く愛するが、ある逢瀬の最中に六条御息所がのあまりとなって、これをとり殺してしまう。 源氏は夕顔の死を深く嘆くのであった。 若紫 [ ] (源氏18歳3月から冬) 翌年の春、傷心の源氏は病気ののために赴き、そこで祖母のと共に住まう美貌の幼女を見かける。 藤壺の姪にあたる彼女に源氏は執心し、引き取って手元で育てたいと申し入れるが尼君は応じない。 夏、藤壺が病気のため宿下りする。 源氏は二度目の密会を行い、直後に彼女のが発覚する。 冬、源氏は北山の幼女を半ば拐うようにして手元に引き取る。 若紫と呼ばれる彼女こそ、後のである。 末摘花 [ ] (源氏18歳春から19歳正月) 常陸宮の姫君が廃邸にひっそりと暮しているという噂に源氏と頭中将が心惹かれ、競って言い寄る。 源氏が一足早く彼女と関係してみると、前評判を裏切る長く垂れた鼻の醜女で源氏は閉口する。 鼻の先が紅花で染めたように赤かったことに掛けて、彼女をという。 紅葉賀 [ ] (源氏18歳10月-19歳7月) 帝がの長寿のお祝いを紅葉賀と銘打って主催し、源氏はこれに舞を舞う。 その舞姿は宮中でも試楽され、藤壺を始め大宮人はその姿に賛嘆する。 翌年の春、藤壺が男子出産。 帝はみずからの子と信じて疑わず、これを現の次の東宮にすえたいと考える。 花宴 [ ] (源氏20歳春) 翌年の春、宮中のの宴の後、源氏はさる姫君と関係を持つ。 春の末、政敵・家の宴に招かれた源氏は、彼女がまもなくみずからの兄の元に入内する右大臣の娘・の君であることを知る。 葵 [ ] (源氏22歳4月から23歳正月) 二年後。 桐壺帝はすでに退位し、源氏の兄・が即位している。 の折、車の場所争いのことで六条御息所は葵の上によって辱めを受け、これを深く恨む。 折から妊娠していた葵の上はで御息所の生霊に苦しめられ、無事男子()を出産したものの亡くなってしまう。 夏の終り、源氏は紫の上と新枕を交わす。 賢木 [ ] (源氏23歳9月-25歳夏) 六条御息所はみずからの生霊の恐ろしさに怯え、娘がとなったのを機に、共にに下ることを決意しての野宮に籠もって潔斎する。 秋の終り、源氏は彼女を訪い、名残を惜しむ。 冬、桐壺帝崩御。 藤壺も源氏との関係を思い悩み、出家する。 源氏と朧月夜は彼女の入内後も関係を続けていたために、翌年夏、密会の場を右大臣に見つけられる。 これを口実に、桐壺帝の死で激化しつつあった政争で、右大臣派は源氏を陥れんとする。 花散里 [ ] (源氏25歳5月) 五月雨の晴れ間、源氏は故桐壺院の女御の一人・麗景殿女御の元を訪れる。 ひっそりと物静かな、昔語りのゆかしい風情に住みなしている人のもとで、源氏は父帝在世の頃をしのぶ。 後に妻の一人となる女御の妹・との出会いは作中に記述されておらず、この巻で久々の再会と言う形をとる。 須磨流寓から都へ [ ] 須磨 [ ] (源氏26歳3月から27歳3月) 罪せられそうな気配を敏感に察し、は先手を打ってに隠遁する。 関わりのある女君たちに別れを告げ、の身上を心配しつつ京を去る源氏の姿は、あわれぶかい。 翌年春、海辺に源氏が上巳のを行うと天に嵐がおこる。 一方で隣国のは、須磨に源氏が仮寓することを知って娘との結婚を画策する。 明石 [ ] (源氏27歳3月から28歳8月) の夢告により源氏は須磨を離れ、明石入道がこれを迎え入れる。 入道の娘・と源氏は関係し、やがて妊娠の兆候があらわれる。 一方都ではの夢に桐壺帝があらわれ、源氏は無実の旨を告げて叱責する。 帝は源氏追放を悔いて勅旨によって帰京を命じる。 源氏は明石の御方に心を残しつつ、京へと戻る。 澪標 [ ] (源氏28歳10月-29歳冬) 帰京後、源氏は順調に政界に復帰し、栄耀の道を歩みはじめる。 年変って、朱雀帝退位。 実は源氏との子でありながら東宮であったが即位する。 秋、源氏は須磨の流浪を守護してくれたに詣でる。 明石の御方もたまたまこれに来合わせていたが再会はできなかった。 また新帝即位により斎宮が交替し、とその娘の斎宮が帰京。 間もなく御息所は病死する。 源氏は御息所の遺言にしたがって彼女を養女とし、冷泉帝に入内させて斎宮女御とする。 蓬生 [ ] (源氏28歳秋から29歳4月) 源氏逼塞の間、ほかに頼るものとてないは一途に彼を待ち続け、落魄の生活にも耐えていた。 帰京した源氏は彼女を訪れ、その純情に心を動かされる。 関屋 [ ] (源氏29歳9月) 夫に従ってに下っていたが帰京する。 参詣の途次、その行列に行合わせた源氏は思わず歌の贈答を行う。 空白部分 [ ] (源氏30歳) この年は物語のなかに記述がない。 絵合 [ ] (源氏31歳春) 冷泉帝の後宮に時めくの娘・斎宮女御(梅壺女御。 後の)と権中納言の姫君・は、それぞれかつての親友であった源氏と(ここでは権中納言)が後盾となって寵を競っている。 宮中にが行われることになり、二人はおのおのみずからの姫君を勝たせるべく絵巻の収集に余念がない。 絵合の当日、源氏が須磨流浪の折の自筆の絵巻が藤壺と冷泉帝に賞賛され、斎宮女御方の勝ちとなった。 松風 [ ] (源氏31歳秋) 源氏は明石の御方に上洛をうながすが、身分を恥じる彼女はなかなか肯んじえない。 入道の薦めによりやっとあたりの別邸へ忍んで上京した彼女を源氏は喜び迎え、姫君とも親子の対面を果たす。 源氏に事情を聞いた紫の上はみずからに子のないことに引きくらべ嫉妬を覚えるが、ゆくゆくは姫君を紫の上の養女としようという源氏の言葉に喜ぶ。 薄雲 [ ] (源氏31歳冬-32歳秋) が源氏の元へ引きとられ、大堰の別邸では親子の悲しい別れが繰り広げられる。 翌年の春、藤壺が薨去し、源氏の悲哀はかぎりない。 一方で冷泉帝はふとしたことからみずからの出生の秘密を知ってしまい、実の父である源氏を皇位につけようとするが、源氏はこれを諌め、秘密を守りつづける。 朝顔 [ ] (源氏32歳秋から冬) かつて源氏が深い想いを寄せていたが退下した。 世人の噂が高いために、紫の上は不安の色を隠せなかったが、朝顔は源氏の求婚を拒み通した。 源氏は紫の上に女君たちのことを語ったが、その夜夢に藤壺が現れ、罪が知れたと言って源氏を恨んだ。 少女 [ ] (源氏33歳4月-35歳10月) との子・が元服する。 源氏は思うところあって、彼をに学ばせるが、貴顕の子弟として夕霧はこれを恥じる。 恋仲の幼馴染・の父はかつての頭中将であるが、今や内大臣であり源氏の政敵として、彼女との仲を塞えており、夕霧は鬱々とする。 翌々年、源氏の邸宅・が完成する。 院は四季の町に分けられており、春に紫の上、夏にやその他の人びと、秋は斎宮女御の宿下りの町(このためにと呼ばれる)、冬にが住まいする。 末尾に、紫の上と秋好中宮の春秋の争い歌がある。 玉鬘十帖 [ ] (「 玉鬘」より「 真木柱」まで。 源氏35-36歳) との子・は、運命のめぐり逢わせによって源氏に引きとられ六条院に住まうことになる。 彼女は、源氏の弟・、(異母兄にあたる)などから求婚されるが、結局はもっとも無粋なが強引に彼女と結婚してしまう。 玉鬘十帖は彼女をめぐる物語を中心に、「初音」から「行幸」での一年を優雅な筆致で描く短い帖によって構成されており、話の運びよりも風情が主体となっている。 玉鬘 [ ] (源氏35歳3月から12月) 夕顔の死により、玉鬘は乳母に連れられてへ移り、美しく成人する。 父・に一目逢わせたいと願う乳母と共に初瀬に参籠した折、かつての夕顔から今は源氏に仕えていた女房・右近と偶然めぐり逢い、源氏に養女として引き取られる。 初音 [ ] (源氏36歳正月) 年明けて六条院の優雅な初春の情景が描かれる。 しかし源氏の元に年賀に来る若公達は、玉鬘の噂に気もそぞろである。 胡蝶 [ ] (源氏36歳3月から4月) 三月、の宿下りにあわせて六条院では船遊びが行われ、その後も様々な行事が続く。 玉鬘のあまりの魅力に、源氏までが冗談めいた想いを打ち明ける。 蛍 [ ] (源氏36歳5月) 玉鬘は鬱々として楽しまないが、源氏は彼女に好意を持つ公達をからかって楽しむ。 弟・兵部卿宮が来訪すると、源氏は御簾の中に蛍を放って、玉鬘の美貌を彼に見せつけるのであった。 六条院では五月雨のつれづれに絵物語がはやり、源氏と玉鬘が物語論を交わす。 常夏 [ ] (源氏36歳6月) 夏のある日、源氏はや若公達を招き、内大臣が玉鬘に対抗して最近引き取った娘・の悪趣味や無風流を揶揄し、その後撫子(常夏)の咲き乱れる御殿に玉鬘を訪ねるのだった。 篝火 [ ] (源氏36歳7月) 秋のはじめのある夜、源氏は玉鬘に琴を教え、庭に篝火を焚かせて添臥する。 しかし男女の関係にはならない。 野分 [ ] (源氏36歳8月) 野分()の翌朝、夕霧は源氏の妻妾を見舞いに六条院に行き、偶然紫の上を見て心を惹かれる。 また玉鬘に戯れる父の姿に、不審を抱くのであった。 行幸 [ ] (源氏36歳12月-37歳2月) 冬、大原野の行幸で玉鬘に執心するを垣間見た彼女も、にくからず思う。 源氏は内大臣に真相を打ち明け、入内に向けてまずは玉鬘の(古代女性の成年式)を行うことを話し合う。 年明けて春、玉鬘は裳着を行い、内大臣と親子の対面を果たす。 藤袴 [ ] (源氏37歳秋) 秋、内大臣の母・が物故し、孫にあたる夕霧や玉鬘らは服喪する。 玉鬘入内の噂が高くなるにつれて求婚者たちの思いは乱れ、玉鬘の出自を知った夕霧も藤袴一枝を御簾に差入れて彼女に意中をあかす。 真木柱 [ ] (源氏37歳冬-38歳11月) 秋の末、かねてより玉鬘に想いをかけていた髭黒大将が女房の手引きにより、玉鬘と強引に関係を持つ。 源氏や冷泉帝の落胆は言うまでもない。 玉鬘に夢中の髭黒はや彼女との子供たちをまったく顧みず、怒った舅・式部卿宮は娘と孫を引き取ると決める。 姫君は父との別れを悲しんで歌を詠み、真木の柱の割目に挟んで残すのであった。 翌年の秋、玉鬘は髭黒の子を生む。 六条院の完成と栄華 [ ] 梅枝 [ ] (源氏39歳春) の入内が近づき、は贅を尽くした準備を整える。 その一環として名香の調合がひろく諸家に呼びかけられ、梅の咲く春のある日薫物合が行われるのだった。 晩春、明石の姫君の裳着が盛大に行われる。 藤裏葉 [ ] (源氏39歳3月から10月) との結婚を遂にが許し、明石の姫君は東宮(朱雀帝の子)に入内する。 さらに冷泉帝は翌年が源氏四十の賀であることを知って、彼を准太上天皇に進める旨を勅する。 冬、冷泉帝が六条院に行幸し、源氏の栄華はここに極まる。 少年の日、高麗の人相見が彼に告げた「その身は帝王にあらず、臣下にあらず」という予言は見事に的中する。 第二部 [ ] 女三宮降嫁 [ ] 若菜 上 [ ] (源氏39歳冬-41歳3月) の四十歳を祝い、正月にが若菜を献じる。 一方では出家に際して末娘の行末を案じ、これを源氏に嫁がせる。 の憂慮はひとかたならず、源氏自身もほんの少女にすぎない彼女に対して愛情を感じられないが、兄帝の皇女を無下には扱えない。 秋、源氏四十の賀が盛大に行われる。 さらに翌年の春にはが東宮の子を出産し、源氏の権勢はいよいよ高まりつつあるが、その陰で、六条院の蹴鞠の催しに女三の宮を垣間見たの子息・は彼女への密かな思慕をつのらせるのであった。 空白部分 [ ] (源氏41-47歳) 「若菜」の上下のあいだには七年分の空白がある。 そのあいだに冷泉帝が退位し、今上帝(朱雀帝の子)が即位。 明石女御の子は東宮となっている。 (なお「若菜」を上下に分けるのは後代の帖立てで、本来は一巻とされる。 ) 若菜 下 [ ] (源氏41歳3月から47歳12月) 朱雀院五十の賀に際して女楽が催され、源氏は女三の宮に琴を教える。 女楽の直後、紫の上が病に臥し、源氏はその看護に余念がない。 その間に柏木はかねてよりの想いを遂げ、女三宮を懐妊させてしまう。 柏木が女三宮に送った手紙を手にして事情を知った源氏は、懊悩する。 一方で源氏の遠まわしな諷諌に、柏木は恐怖のあまり病を発し、そのまま重態に陥る。 柏木 [ ] (源氏48歳正月から秋) 年明けて、女三の宮は男の子・を生むが、柏木は病篤くして亡くなり、女三の宮も罪の意識深く、また産後の肥立ちの悪さから出家してしまう。 源氏は薫出生の秘密を守り通すことを決意する。 一方で柏木に後事を託された親友・は、残された柏木の妻女・二宮()を見舞ううちに彼女に惹かれてゆく。 横笛 [ ] (源氏49歳春から秋) 秋、柏木の一周忌が営まれる。 落葉の宮の後見をする夕霧はその礼として宮の母から柏木遺愛の横笛を贈られるが、その夜、夢に柏木があらわれて、自分が笛を贈りたいのは別人である(薫を示唆)と言う。 夕霧は源氏にこのことを相談するが、源氏は言を左右にしてはっきりと答えないまま横笛を預かる。 鈴虫 [ ] (源氏50歳夏から秋) 夏、出家した女三宮の持仏・が行われる。 秋、その御殿の庭にを放って、源氏らが宴を行う。 その夜、が死霊となって苦しむ母・の慰霊のため出家したいと源氏に打ち明けるが、源氏はこれを諌める。 夕霧 [ ] (源氏50歳秋から冬) 秋、想いを抑えきれない夕霧は人目を忍んで落葉の宮に意中を明かすが、彼女はこれを受け入れない。 しかし世上による両人の噂は高く、落葉の宮の母御息所はこれを苦にして病死してしまう。 落葉の宮はいっそう夕霧を厭うが、夕霧は強引に彼女との契りを結び、妻とする。 は嫉妬のあまり父・致仕太政大臣(かつての)の元へ帰って、夕霧の弁明をも聞きつけない。 末尾に夕霧の行末とその一門の繁栄が語られる。 源氏の死 [ ] 御法 [ ] (源氏51歳春から秋) 「」の大病からの健康は優れず、度々を願うがはこれを許さず、紫の上はせめて仏事によって後世を願う。 春から秋に掛けての、六条院最後の栄華と紫の上の病状が描かれる。 秋、紫の上は病死し、源氏は深い悲嘆にくれる。 幻 [ ] (源氏52歳正月から年末) 紫の上亡き後の源氏の一年を四季の風物を主として叙情的に描く。 年末に源氏は出家の意志をかため、女君たちとの手紙を焼き捨てる。 雲隠 [ ] 帖名のみで本文は伝存しない。 帖名に源氏の死が暗示されているというのが古くからの定説。 なお「」に出家後数年、に隠棲して崩御したことが記されている。 第三部 [ ] 源氏死後の世界 [ ] 匂宮(「匂兵部卿」) [ ] (14歳から20歳正月) 物語はの死の数年後から始まる。 源氏一門の繁栄はと朱雀帝の子・今上帝の皇子たちを中心にゆるぎない。 ことに明石中宮腹の三宮は色好みで名高く、薫と並んで世にもてはやされている。 天然の薫香が身から発するために「薫」、それに対抗して名香を常に焚きしめているために「」と二人は呼ばれる。 紅梅 [ ] (薫24歳春) 没後の家の物語。 致仕太政大臣(頭中将)の孫娘・中の君と匂宮との結婚が画策されるが、の姫君との娘に心惹かれる匂宮は相手にしない。 後人の偽作説が濃厚。 竹河 [ ] (薫14歳から23歳) 没後の一家の物語。 の二人の娘は、大君が冷泉院に嫁し、中の君が宮中に出仕することになる。 はこの一家と親しく、彼女たちから好感を持たれている。 後人の偽作説が濃厚。 宇治十帖 [ ] (「 橋姫」より「 夢浮橋」まで。 薫20-28歳) との不義の子・と、の孫・が、の三姉妹・(、、)をめぐって織りなす恋物語である。 つよい仏教色、無常感が作品の主調をなし、優柔不断で恋に対して決定的な強引さを持たない薫の人物造形がライバルである匂宮や第一部、第二部の源氏と対比されている。 薫の人物像はこの後の王朝物語、鎌倉物語に強い影響を与えた。 「」も参照 橋姫 [ ] (薫20-22歳10月) 源氏の弟・八の宮は二人の娘とともに宇治に隠棲し、仏道三昧の生活を送る。 みずからの出生に悩む薫は八の宮の生き方を理想としてしばしば邸を訪れるうちに、ふとしたことから長女・大君に深く心を引かれるようになる。 都に戻って薫がの有様を語ると、匂宮もこれに興味をそそられるのであった。 椎本 [ ] (薫23歳2月-24歳夏) 春、匂宮は宇治に立寄り、次女・中君と歌の贈答をする。 秋、八の宮が薨去。 二人の姫君たちは薫に托された。 薫は中君と匂宮の結婚を計画し、自らはを大君に想いを告げるが彼女の返答はつれない。 しかし薫の慕情はいっそうつのる。 総角 [ ] (薫24歳8月から年末) 薫は再び大君に語らうが想いは受け入れられず、むしろ大君は中君と薫の結婚を望む。 秋の終わり、大君により中君と薫が一つ閨に取り残されるが、薫は彼女に手を触れようとしない。 やがて当初の計画通りに薫は匂宮と中君の結婚を果たすが、匂宮の訪れは途絶えがちで、これを恨んだ大君はに臥し、遂には薫の腕のなかで。 早蕨 [ ] (薫25歳春) 翌年、大君のが明けて中君は匂宮の元に引き取られる。 薫は後見として彼女のために尽くすが、それがかえって匂宮に疑われる始末であった。 宿木 [ ] (薫24歳春-26歳4月) 匂宮との娘・が結婚し、懐妊中の中君は行末を不安に思う。 それを慰めるうちに彼女に恋情を抱き始めた薫に中君は当惑するが、無事男子を出産して安定した地位を得る。 一方で薫は今上帝の皇女・と結婚するが傷心は癒されない。 しかしの折に、故大君に生き写しである中君の異母妹・浮舟を垣間見て、心を動かされるのだった。 東屋 [ ] (薫26歳秋) 浮舟は母の再婚により田舎・の継娘として育てられ、父の財力のために求婚者は多い。 しかし母は高貴の男性との婚姻を望んで、彼女を中君の元に預ける。 母の意中は薫にあったが、ある夜、匂宮が見つけて強引に契りを結ぼうとしたためにあわてて浮舟を引き取り、後に薫と相談して宇治に移す。 浮舟 [ ] (薫27歳春) 浮舟への執心やまぬ匂宮は、中君への手紙から彼女の居所を察し、薫を装って宇治に赴いて強引に浮舟との関係を結んでしまう。 やがて浮舟も宮を憎からず思うようになるが、何も知らない薫は彼女を京に移そうと準備を始め、匂宮もこれに対抗してみずからのもとに彼女を連れ去る計画を立てる。 その結果匂宮とのことは薫の知る所となり、裏切りを詰る歌を贈られた浮舟は二人の男のあいだで懊悩する。 蜻蛉 [ ] (薫27歳春から秋) 浮舟は行方不明になり、後に残された女房たちはを計ったと悟って嘆き悲しみながらも、真相を隠すために急遽を行う。 薫もこのことを知って悲嘆にくれる。 夏になって、薫は新たに妻の姉・女一宮に心惹かれるものを感じるのであった。 手習 [ ] (薫27歳3月から28歳夏) 実は浮舟は、によって入水自殺後に助けられていた。 やがて健康が回復した彼女はみずからの名を明かさないまま、入道の志を僧都に告げて。 やがて、の加持僧である僧都が浮舟のことを彼女に語ったため、このことが薫の知るところとなる。 夢浮橋 [ ] (薫28歳夏) 薫は横川に赴き、浮舟に対面を求めるが僧都に断られ、浮舟の弟・小君に還俗を求める手紙を託す。 しかし浮舟は一切を拒んで仏道に専心することのみを思い、返事すらもない。 薫は浮舟に心を残しつつ横川を去るのであった。 関連項目 [ ]•

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