適応 障害 診断。 適応障害の診断方法と精神科で用いられる診断基準

適応障害とは─原因の多くはストレス

適応 障害 診断

浜松医科大学 同大学院修了 医学博士 神経分子病理学の研究に従事 埼玉医科大学精神医学教室 ジョンズ・ホプキンス大学医学部に短期留学 石心会狭山病院精神科部長 2011年 武蔵の森病院院長 2019年 日本医療科学大学兼任教授 「薬を処方するだけの医療でもなく、かといって話を聞くだけのカウンセリングでもない」医療を目指す。 適応障害とは、ある状況や環境から強いストレスを受け、適応できなくなることで精神的に不安定になったり、神経質になったりする病気です。 この記事では、適応障害について詳しく説明します。 まずは、適応障害の症状をチェックし、可能性があるかを見てみましょう。 あなたは当てはまる?適応障害の症状チェック 下記のような症状にあてはまる場合に、適応障害が疑われます。 思いあたる症状があり、日常生活に支障をきたしている場合には、医師に相談してみてください。 適応障害とは?甘えとは違う! 1.適応障害とは 適応障害とは、ある環境に順応できず、適応できないがゆえにストレス状態が生じてしまう疾患のことです。 症状や種類はさまざまで、個人差がある病気です。 特定の状況や出来事が、その人にとって辛く耐えがたく感じられた時に、精神的に不安定になったり、憂鬱な気持ちが続いたりします。 その結果、神経が過敏になったり過剰に心配したりしてしまいます。 2.適応障害を理解するポイント 適応障害を理解するポイントについてみていきましょう。 ストレスが原因で発症する 適応障害は、ストレスが原因で発症する病気の一つです。 精神的な甘えや精神的な弱さがあって病気になるわけではありません。 普段は元気でメンタルが強い人でも発症する可能性はありますし、逆にメンタルが弱いからといって、みんなが適応障害になるとは限りません。 一人で対応しない 症状がひどければ、学校や仕事を一定期間休養して治療します。 治療は、まず、ストレスの原因を突き止め、取り除きます。 治療には、一人で対応しないで 家族や医療機関の協力が不可欠になります。 甘えではなく、「病気」であることを理解する 適応障害は病気のひとつであり、治療が必要であること、精神的な甘えではないことを周りの人が理解する必要があります。 適応障害の原因 次に、適応障害の原因をまとめました。 大きな環境の変化後の、過剰なストレス 決定的な原因を見つけるのは難しい場合がありますが、 環境の変化や大きな出来事があり、過剰なストレスを感じた場合に、適応障害を発症することが多いとされています。 学生は転校や進学、社会人は結婚や出産もきっかけに 具体的には、学生であれば、転校や進学、就職などが原因になることが多いです。 社会人であれば、就職後の部署の移動や、結婚や出産などがあります。 環境の変化や知人の死が、うつ病に進展することも 引っ越しで家庭環境が大きく変わる、さらに身近で大切な家族や友人の死が適応障害につながることも考えられます。 その場合には、うつ病に進展することも多いので注意が必要です。 適応障害が疑われる場合の対処法 1.何科を受診すればいい? 適応障害は 「精神科」が専門になりますが、近くにない、あるいは初めて受診する方は、近くの「内科」や「心療内科」に相談してみましょう。 そこから専門の病院を紹介してもらうこともできます。 不調があるかどうか、まずは判断してもらいましょう。 2.適応障害の診断とは 精神科では、世界的に使用されている精神疾患の判断基準があります。 それに基づき、精神的な疾患を患っているかどうかを判断します。 基本的には、先にあげた適応障害の診断基準にあてはまるかどうかを問診で確認していきます。 適応できないことで、本人に苦しみが生じているか、生活に支障がでているかなども判断し、治療方法を決定します。 3.仕事が原因の場合は、休職も視野に 適応障害は治る病気 適応障害は治る病気です。 しかし、表面的な改善が見られてから、完治するまでにはある程度の時間が必要で、根気のいる治療でもあります。 ストレスの原因を取り除く 適応障害の治療は、基本的にストレスの原因を取り除くことから始まります。 学校や職場に適応障害を発症した原因があると考えられる場合は 、医師と相談の上で、学校を一定期間休んだり、休職を考えたりする必要があります。 学校や仕事が本人にとって負担になっているのであれば、まずはそれらから距離をおくことは必要な治療の一つとしてとらえてください。 とはいえ、学校を休んだり、休職したりするだけで適応障害が完治するわけではありません。 休職して精神的にも安定してくると、表面的な症状は改善します。 しかし、学校に戻ったり、仕事に戻ったりすれば、また同じことを繰り返してしまうだけです。 適応できない事実に向き合うことが必要 正常な判断ができ、日常生活にも支障がない行動ができるようになったら、本人が「環境に適応できないという事実」にどう向き合うのかを考える必要があります。 環境に適応できないという事実に向き合うということは、「環境に順応できずに強いストレスを生じてしまう状態」になってしまう自身の性格に向き合うことです。 そこが解決しなければ、一時的に症状が落ち着いているだけになってしまいます。 普段の生活で注意すること まずは ストレスを軽減し、ストレスをためない生活を心がけましょう。 ストレスが溜まっているなと感じたら、自分なりに発散する方法を見つけることが大切です。 まとめ 適応障害は精神的な病気です。 甘えなどではなく、段階的な治療が必要になります。 周りの人の協力が必要になることもあるので、周囲も理解を深め、焦らずに治療に取り組むようにしましょう。

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適応障害とは─原因の多くはストレス

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病気の診断書は、仕事を休むにあたって必要なものです。 内科的疾患でも、精神疾患でも、意思が必要と認めれば何週間もしくは何ヶ月の自宅療養が必要と書いてもらえるのです。 適応障害も一種の精神疾患ですので、休職をする場合にも医師から発行して貰えます。 スポンサーリンク では、適応障害の診断書の内容とはどのようなものなのでしょうか。 適応障害になると、往々にしてうつ病によく似た症状が出てきます。 不安感が増大し、夜もまともに寝られない、食欲が減退する、やる気がおきなくなるという精神的な側面もありますし、嘔吐や頭痛などの身体的な不定愁訴も出てきます。 こうなると、普段の生活が困難となり、働くどころではありません。 会社に行こうとしても、体が否応なしに拒絶反応を出してしまうのです。 そうなってしまうと、適応障害を理由とした診断書を医師に書いて貰って休職しなければ、更に悪化して慢性的な精神疾患になってしまいます。 うつ病などに移行してしまわない為にも、適応障害の診断書をとって、休職して治療に専念すべきなのです。 スポンサーリンク 精神疾患の病名は中々患者さんに教えないという医師も多くいます。 もし伝えてしまうと、あまりに深刻に捉えすぎてしまって治療に積極的になれないかもという懸念があるからです。 しかし、診断書には何かしらの病名を付けざるを得ません。 精神疾患はある種の症候群であり、一度や二度の診察では病名が付けづらいものもあります。 また、オーバーラップしている部分もあるので、何が主体となっているかよりもどのような症状が強いかが重視されます。 適応障害という診断書は、「今ストレスを受けている環境を改善すれば、元の健康な姿に戻れる」という前向きな内容と捉えることもできるのです。 何故ならうつ病であれば、どんなに環境を変えたとしても、それはあまり意味をなさないので、治りが遅いと感じられる場合があるからです。 適応障害という診断書は、「今現在は疲弊しているが、治る可能性は高い」という内容だと捉えておくといいでしょう。 スポンサーリンク.

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適応障害の診断基準をふまえて、適応障害はどう診断されるのか

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適応障害で休職する際に必要な診断書 適応障害やその他の病気や障害で休職する際に必要なのが「診断書」です。 診断書によって、病気であり、療養が必要な旨を証明することができます。 診断書の内容には、「適応障害」という病名と多くの場合、服薬や休養による治療が必要になる旨が記載されています。 実際、診断書を見ても職場の上司にそのような知識がなければ、適応障害という病気がどのような病気なのか、どれほどきついものなのかというようなことがわからないのも現実です。 しかし、産業医が駐在している職場では、産業医との面接により、産業医が上司にわかりやすく説明してくれる点では安心して休職することができるという話を聞きます。 診断書はどうやって届ける? 適応障害と言っても症状は人それぞれですが、中には鬱症状が著しく出ていて、診断書を会社に届けることが難しいという人もいます。 このように、やむをえない場合には、家族に代理提出を頼むことや郵送することをおすすめします。 また、症状が緩和される、当初の予定よりも休職期間を延長する場合にもご自分で職場に行くことが、困難であれば郵送や代理提出を行うことをおすすめします。 適応障害による診断書の効力 従業員に対して簡単には長期の休暇を与えない職場もたくさんあると思いますが、診断書の内容に「療養が必要」である旨が記載されていると、医学的所見には逆らうことができません。 診断書の効力は、休職期間が記載されている場合はその期間有効ですが、万が一、その期間で完治することができず、休養が必要な場合は延長するための診断書を再度医師に依頼することが必要です。 働いている人が無理をして復帰することで、再発を繰り返したり、うつ病に発展したりと重症化しやすいのも特長であり、しっかりと治療を受けることをおすすめします。

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