重松 清 とんび。 『とんび』(重松清)の感想(301レビュー)

「とんび 」 重松清

重松 清 とんび

とんび 著者 発行日 発行元 言語 形態 公式サイト コード [ ] 『 とんび』は、によるの。 10月から7月にかけて『』と『』『』(いずれも発行)および『』『』『』などにて連載されていた。 を舞台に、妻を失った父親が息子の反抗期や学校でのトラブル、受験、自立、意外な女性との結婚など様々な困難に直面し、不器用に戸惑い、悩みながらも息子の幸せを第一に考え、周囲の支えを受けながら男手一つで息子を育てた父の半生と親子の絆を描いた作品。 同名でテレビドラマ化され、で2012年1月7日(前編)と1月14日(後編)に放送され、でも連続ドラマとして2013年1月13日から3月17日まで放送された。 いずれのドラマ化作品もテレビドラマ関連の賞を受賞している。 あらすじ [ ] 舞台はに面した広島県備後市(市名は架空の名称)。 時代の(昭和37年)、運送会社に勤務する28歳のヤスは愛妻・美佐子の間に息子・アキラが誕生し、生涯最高の喜びに浸っていた。 美佐子とともにアキラの成長を見守り、幸せな日々を過ごしていたが、ある日、ヤスが連れて行った仕事場でアキラを庇った美佐子が事故死してしまう。 ヤスはその日から幼くして父親に捨てられた悲しみと美佐子を亡くした後悔を乗り越えながら、アキラを不器用ながら真っ直ぐに育てていく。 登場人物 [ ] この節のが望まれています。 市川安男 本作品の主人公。 (昭和9年)、広島県備後市生まれ。 旧姓:島野。 通称・ヤス。 島野家の一人息子として生まれた。 実母は出産直後、体調不良で亡くなり、実父は別の女性と再婚し安男を捨てたきり音信が途絶えてしまう。 その後、実母の兄である市川夫妻に引き取られ、「島野」から「市川」に改名。 伯父夫妻から実の息子として育てられる。 某工業高校卒業後、運送会社に就職。 (昭和34年)、美佐子と結婚し、3年後の(昭和37年) に長男・旭(通称・アキラ)を儲け1児の父親となる。 いい加減で不器用、照れ屋な所があり、酒と煙草が好き。 妻・美佐子が事故で亡くなってから、シングルファザーとして不器用ながらもアキラを優しく真っ直ぐに育てることになる。 市川美佐子 安男の妻。 (昭和11年)生まれ。 (昭和20年)、疎開中だった9歳の時、同年8月6日に広島市にが投下され、家族を失いとなる。 その後、岡山、四国の親戚の家へ次々と移り住む。 (昭和34年)、安男と結婚し、3年後にアキラを儲ける。 (昭和41年)夏頃、2ヵ月後に4歳になるアキラの目の前で庇うようにして木箱の下敷きになり死亡する。 市川旭 安男・美佐子夫妻の長男。 (昭和37年)10月生まれ。 予定よりも早く生まれたため、2700g足らずであった。 通称・アキラ。 名前の由来はの旭から。 もし女であればの小百合の予定であった。 母が死んだ本当の理由は知らぬまま育つが、不器用な父親と周りの人々の愛情を受け、「とんびが鷹を生んだ」と称されるほど優秀でまっすぐな青年に成長していく。 学力に長けており、高校卒業後は地元を離れ法学部に進学する。 テレビドラマ [ ] NHK版(2012年) [ ] とんび ジャンル 原作 脚本 演出 出演者 エンディング 「箒川を渡って」 製作 制作 放送 音声形式 放送国・地域 放送期間 - 放送時間 土曜 21:00 - 22:13 放送枠 放送分 73分 回数 2 ・の土曜 21:00 - 22:13に、の「」枠で放送された。 主演は。 は「 僕に恨みを抱かせなかった父を誇りに思う。 2012年10月7日・8日にNHK総合にて再放送された。 キャスト(NHK版) [ ]• たえ子(小料理屋の女将) -• 照雲(住職) -• (ヤスの妻) -• 葛原(ヤスの仕事仲間) - ()• 萩本(瀬戸内通運課長) -• ヤスの父親 -• 海雲(照雲の父) -• 伊達酒造社長 -• 山本(少年の父親) -• 泰子(たえ子の娘) -• 尾藤(社長) -• 幸恵(照雲の妻) -• アーティスト -• 島野昭之(ヤスの異母弟) -• 小林編集長(アキラの上司) -• 由美(アキラの妻) -• 健介(由美の連れ子) -• 出版社の受付嬢 -• 司会者 - スタッフ(NHK版) [ ]• 原作 - 『とんび』(角川文庫刊)• 制作統括 - 鈴木圭• 脚本 -• 音楽 -• 演出 -• エンディングテーマ - 「箒川を渡って」 放送日程(NHK版) [ ] 放送回 放送日 視聴率 前編 2012年1月 07日 7. 受賞(NHK版) [ ]• 第52回ゴールデンニンフ賞(最優秀作品賞)• 2012作品賞優秀賞(単発ドラマ)• 第67回 優秀賞(テレビ・ドラマ部門) 前番組 番組名 次番組 TBS版(2013年) [ ] とんび ジャンル 原作 脚本 演出 出演者 エンディング 「」 時代設定 (昭和47年) - (平成12年) 製作 プロデューサー 制作 放送 音声形式 放送国・地域 放送期間 - 放送時間 日曜 21:00 - 21:54 放送枠 放送分 54分 回数 10 特記事項: 初回2時間スペシャル(21:00 - 22:48)。 最終回は30分拡大(21:00 - 22:24)。 からまで毎週日曜 21:00 - 21:54に、系の「」枠で放送された。 主演は。 原作の時代設定より10年ずらしたリメイク版であり、からが舞台となる。 また、舞台が広島では無い点も原作とは異なる。 それ以外にも終盤の2話を除いて全部旭の回想形式で描かれている点も原作と異なる。 主演の内野は『』(2011年4月期)以来となる日曜劇場出演で、TBS系列の連続ドラマでは本作が初主演となる。 は『』(2002年1月期、)以来11年ぶりの民放連続ドラマレギュラー出演 で、日曜劇場への出演は『』(2000年1月期)以来13年ぶりとなる。 」 放送 [ ] 初回は21:00 - 22:48の2時間スペシャル、最終回は21:00 - 22:24の30分拡大スペシャル。 放送期間中には中継の影響による時間変更があった。 第7話は、2013 ワールドベースボールクラシック壮行試合・VS放送のため、21:30 - 放送予定だったが、放送延長により1時間5分繰り下げ、22:35 - 23:29の時間帯で放送。 第9話は、2013 ワールドベースボールクラシック・VS日本放送のため、21:30 - 放送予定だったが、放送延長により45分繰り下げ、22:15 - 23:09の時間帯で放送。 キャスト(TBS版) [ ] 通称は安男が仇名として呼んでいる名前。 生まれ。 天ヶ﨑通運。 海雲に似ていると周りから言われており、本人は不満に思っている。 美佐子が死んでからシングルファザーとして四苦八苦しながら旭を育て行き時に優しく、時に厳しく見守っていく。 意外ながらも涙脆い。 生まれ。 法学部卒業。 幼いときに母親を亡くし、父親や周りの大人に助けてもらいながら成長することが出来た。 大人になった旭は子供時代に受けた愛情を何かの形で返して行ければと思うようになる。 に育てられている健介のの双葉のような存在になりたいと考え、由美を助ける。 安男とは仲は良く、彼を手本に生きている。 最終話で次男・康介が生まれて構ってもらえない不満がきっかけで家出した息子・健介を叱責し、二度と家出をしないよう約束させた。 演 - 安男の妻。 旭の母親。 旧姓:土屋。 で予定より1ヶ月早く旭をする。 1972年 - 2000年 [ ] 天ヶ﨑通運 瀬尾支店 [ ] 葛原鉄矢 演 - 安男の後輩社員。 安男からはクズと呼ばれたり殴られたりとろくなことがないが尊敬しており旭の事も気にかけている。 かなりチャラい。 山崎 演 -。 積み荷を乱雑に積み上げているときに安男に厳しく指導されるが、その言葉通りに正しく直さなかったのが原因でが起きる。 山田春夫 演 - 安男の先輩社員。 萩本 演 - 営業部。 1984年頃東京に栄転、1999年頃常務に昇進。 安男の性格等も理解し東京勤務の時に誰よりも研修センターの講師をやってほしいと進めた。 曽根崎家 [ ] 曽根崎照雲 演 - 海雲の息子。 安男の。 通称「ナマグサ」。 安男の事を考えており、旭を父同様可愛がっている。 子供のころから笑って安男のやることを止めなかったため一緒に海雲にげんこつを喰らっている。 健介に兄弟についてアドバイスする。 曽根崎幸恵 演 - 照雲の妻。 曽根崎頼子 演 - 海雲の妻。 照雲の母親。 曽根崎海雲 演 - 薬師院。 安男の母親が眠っているの管理をしている。 安男と旭、両方を息子、祖父のように可愛がっていた。 怖いが町の人には慕われていた。 ガンで亡くなる。 その他 [ ] 尾藤 演 - カナエ。 天ヶ﨑通運の取引会社。 通称「タコ社長」。 葛原の嫁 演 - アサイ精肉店など多数の仕事を掛け持ちして働いている。 通称「クズ嫁」。 番台のおばちゃん 演 - 「潮の湯」。 幼い頃から安男を知っており、彼の気質から一人で子育てをするのは無理だと思い、旭の将来を心配してを勧める。 たえ子 演 - 「夕なぎ」主人。 両親が居ない安男の姉代わりをし、彼のを手伝っている。 面倒を見てくれる旭によくなついている。 弟の康介が生まれて構ってもらえない不満がきっかけで家出をしてしまい、健介にを受けて叱責された。 であり、で息子・健介を育てている。 会社のトラブルで健介を迎えに保育園へ行けなかったとき、旭に助けてもらう。 最終回で旭と入籍し、旭との間に康介を出産。 ゲスト [ ] 第1話 [ ] 朝本 演 - 朝本院長。 安男の息子・旭を取り上げる。 第2話 [ ] 知善 演 - 旭の同園生。 旭が母親の写真を見て家族の絵を描いているときに同級生の女の子が見せて欲しいと頼んだことが切っ掛けで旭と写真の取り合いに発展する。 旭の大事にしていた写真を破いてしまったことで喧嘩になり、殴られてしまう。 原 演 - 豊海の。 園長 演 - 豊海保育園。 見合い相手 演 - 結婚していたが夫と死に別れる。 番台のおばちゃんの勧めで安男と見合いをする。 第4話 [ ] 泰子 演 - たえ子の娘。 入籍を控えている。 結婚するまでに、永らく離れて暮らしていた母親・たえ子に一目会いたいと思い、父親が母親に頼んでくれたが断られてしまう。 それでも諦めることが出来ず父親を伴い、幼馴染で仲の良い安男の職場を訪ねて、協力して貰えるようお願いする。 肇 演 - 農家。 たえ子の元夫。 泰子の父親。 第5話 [ ] 林田 演 - 健介の同級生の保護者。 山本卓弥 演 - 旭の高校野球部の後輩。 部活中に集中力が無くたるんでいると旭から扱きを受けるが、そのことに納得行かなかった卓弥は親に助けを求める。 理不尽な扱きに腹を立てた父親(演:)が旭の家に乗り込んでくる。 夕なぎで偶然、顔見知りになった安男から町が綺麗に一望できる場所を教えてもらい、そこで見たが素晴らしかったと感謝の葉書を安男に送る。 あんちゃん 演 - 尾藤の次男。 中華料理「来来軒」店員。 通称「タコのイカ息子」。 島野昭之 演 - (第8話にも出演) 安男の義弟。 東京で島野と再婚した女性の連れ子。 死ぬ前に安男に一目会いたいと願う父親の想いを叶えるため、義兄に連絡を取る。 第8話 [ ] 島野 演 - (青年期:) 安男の実父であり、旭の祖父。 約50年前に安男を親戚の家に預けて、東京に仕事を探しに行くと故郷をあとにしてから、音信不通になっていた。 スタッフ(TBS版) [ ]• 原作 - 『とんび』(角川文庫刊)• 脚本 -• 音楽 -• 演出 - 、、• 主題歌 - 「」 ()• 演出補 - 加藤尚樹、吉本香苗、東仲恵吾、川口結、福島宏介• 予告演出 - 大形美佑葵• 音楽プロデュース -• 音楽コーディネーター - 溝口大悟• CG - 田中浩征• タイトル - 井田久美子• 殺陣 -• 特殊メイク - 佐々木誠人• 医療指導 - 依田茂樹• プロデュース -• 協力プロデュース - 中井芳彦• AP - 飯田和孝• 製作著作 - TBS 放送日程(TBS版) [ ] 各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率 第1話 2013年1月13日 〜昭和を生きた家族の愛と命の感動物語〜 どうしようもない男がどうしようもなく妻と息子を愛した30年間… 全ての父親に捧ぐ- 平川雄一朗 17. 受賞(TBS版) [ ]• 連続ドラマ部門 優秀賞• アジア・テレビジョン賞 ドラマ部門 最優秀作品賞 系 前番組 番組名 次番組• 2011年12月14日. 2016年1月10日閲覧。 - NHK ドラマトピックス 2012年6月15日• 島村幸恵 2012年10月22日. シネマトゥデイ. 2012年10月23日閲覧。 『2013 2月号』、、 2012年12月21日閲覧。 まんたんウェブ 2012年11月7日. 2012年11月7日閲覧。 ORICON STYLE 2012年11月7日. 2012年11月7日閲覧。 - ジョビィキッズ• - キャロット• - セントラル• - テアトルアカデミー(アーカイブ)• - テアトルアカデミー• - リベラス• 2012年12月14日. 2016年1月10日閲覧。 2013年1月15日. 2016年1月10日閲覧。 2013年3月18日. 2014年6月13日閲覧。 オリコンスタイル. オリコン 2013年10月22日. 2013年10月27日閲覧。 2013年12月16日. 2016年4月2日閲覧。 外部リンク [ ]• テレビドラマ• NHK• (2016年12月31日まで)• TBS• この項目は、 に関連した です。 などしてくださる(/)。 この項目は、に関連した です。

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『とんび』(重松清)の感想(301レビュー)

重松 清 とんび

図書館で出会った一冊。 ドラマになったのは知っていたのですが、見ていません。 家内が「毎回泣けた!」なんて風に言っていたのですが、、 原作となるこちらも、泣けました。 主人公は一組の父子、ヤスとアキラ。 息子のアキラは自分から見て、ちょうど一回り上の計算に。 どこにでもいそうな家族3人でスタートした生活が、 母である美佐子さんを亡くしたことで激変します。 子どもを育てるということはどういうことなのか、 親はどんな思いを込めて、親であり続けるのか。 その間は約30年間、時代は昭和の高度成長時代、 形態的には連作短編、でしょうか、大好物です。 これはドラマも観ないとなぁ、、と。 なんて、息子の寝顔を見ながらなんとなく。 親の一人として、息子の一人として、 いろいろと涙腺へのダメージが大きかった一冊です。 ドラマ化されてからというもの毎回観ながらグスグス泣いてた私 笑 それで「これはぜひ原作を読まねば!」と息巻いて図書館に予約入れたらすぐ回ってきて@@なんとまあ!田舎って有難い。 3話目と同時進行で読み始め、一気読みだった。 ヤっさんは内野聖陽さん、アキラは佐藤健さんをがっつり思い浮かべながら。 思いっきり照れ屋で不器用で天邪鬼だけど一人息子・アキラへの愛情はとてつもなく大きいヤっさんがカッコイイなあとおもった。 読みながら父と母のこと、そして夫とのこと、自分と子どもとのこと、 いろんなことを考える機会ににもなった。

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重松清『とんび』感想・レビュー~電車の中で読んでしまった私は本当に大バカ者だよ~

重松 清 とんび

amazon紹介から内容以下、 昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。 愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。 アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。 我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。 魂ふるえる、父と息子の物語。 電車の中で読んだら序盤から涙が・・ 気をつける。 父と子の切ない物語。 いやー、読んでよかった。 ホリ〇モンが収監中に千冊ぐらい読んだ中で唯一泣いたっていうからヨシ、泣こう! と期待して読みました。 大満足。 とんびが鷹を生む、か。 身近にいるよなぁ、とヤスさんの人柄を想像して思います。 うーん、これは死ぬ程泣けます・・・。 もう設定からして、涙うるうるです。 自分はTVドラマ版は見ていませんでしたが、見た方は皆、毎回号泣した・・・と言っていたように記憶しています。 本作は、昔気質の男親と息子のお話です。 作品自体は、奥さんの妊娠が判った時から始まっているのですが、実際の物語は、奥さんが不慮の事故で亡くなり、父子二人になってから進行します。 主人公の息子の「旭(アキラ)」は、母親亡き後も父親である主人公「ヤス」の愛情を一杯に受けて育ちます。 しかしながら、そこは二親が揃っていても大変な子育て。 当然の如く、上手く行かないことが度々発生します。 親も子もお互いに初めての経験。 子が小さな時は親は心を鬼にして必死に子を育て、今度は子が大きくなって来ると、親が子離れができなくなり、いろいろな騒動が持ち上がります。 どんな時も頑固一徹な「ヤス」。 それを、ヤスの地元の幼馴染や友人達が、ああでもない、こうでもないと本当に血を分けた家族のように暖かく見守り、二人を導きます。 子は親に育てられ、親も子に育てられる、そんなことを重松清氏が本作を通して滔々と教えてくれます。 本当に悪人がでてこない、しみじみとした素敵な作品で、読んだ後、心が洗われた気がする物語です。 是非、思いっきり泣いて下さい。 母に早く死なれ、父に去られた男が、ご近所さんや坊さんに育てられ、やがて、結婚。 男の子が生まれる。 けれども、妻も早くに死んでしまう。 そんな男の子育て物語。 というか、父親になっていく物語かもしれない。 NHKと民放でテレビドラマ化され、それぞれ、堤真一と内野聖陽が演じた。 イエスには父親がいなかったのかも知れない。 だから、神を父ちゃんと呼んだのかもしれない。 物語の男にとっては、坊さんが父親代わりだったようだ。 親は子より少しだけ早く生まれただけ。 少しだけ背負うものが多いだけ。 子育ては間違えの繰り返し。 それでも、子どもは育ってくれる。 自分の力で育ってくれる。 と男は言う。 親がこどもにしてやらなければならないたった一つのことは「子どもに寂しい思いをさせないこと」だと。 子どもが鷹であろうとなかろうと、親はいつでもとんびなのだろう。 鷹にはなれなくても、空から見守ることはきっとできるだろう。 ぴーひょろろと鳴けば、うるさくても、寂しくはないだろう。

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